利用者、職員合同の研修会を行いました。今回は「虐待」について、資料を読み合いました。
5つの虐待について
身体的虐待:暴力的行為によって、身体に傷やあざ、痛みを与える行為
5つの虐待の中で最も高い割合を占めています。
心理的虐待:暴言、威圧、脅しや侮辱などの言葉や態度、無視、嫌がらせ等によって、精神的苦痛を与えること。
性的虐待 :わいせつ行為をはじめ、本人が同意していない性的な行為や、その強要。
経済的虐待:本人の合意なしに財産や金銭を使用したり、本人が希望する金銭の使用を理由なく制限すること。
介護等の放任・放棄:必要な介護サービスの利用を妨げたり、世話をしない等により、生活環境や身体的・精神的状態を悪化させること。
また、介護施設で虐待が起こる理由は、「教育、知識、介護技術等に関する問題」が最多です。
在宅介護で虐待が起こる理由は、「虐待者の介護疲れ、介護ストレス」が最多です。
被介護者と家族にできること
虐待されても自覚のない高齢者、障がい者、自分が虐待しているという自覚のない虐待者がいます。当事者全員が虐待を認識しているとは
限らないため、注意深く対応する必要があります。報道されている実際の虐待事例を通じて、話し合い、改めて研修の必要性を認識しました。