12月の研修会

利用者、職員合同の研修会を行いました。今回のテーマは「プライバシーとは」です。

プライバシーの意味:個人や家庭内の私事、私生活、個人の秘密。それが他人から干渉、侵害されない権利。

介護現場におけるプライバシーとは?

・事故防止を目的に、様々な行動を監視される。

・入浴時、介護職員に裸を見られる。

・排泄時、安全のため介護職員に監視される。

・送迎時、部屋の中まで施設の職員が迎えに来る。

介護を受ける側に立った時、これらをどう感じますか?

 

利用者(要介護者)が重度化するほど、個人のプライバシーはなくなっていきます。

1自立した元気な高齢者の場合

2介護度の軽い要支援者(軽介護)の場合

3介護を必要とする要介護1~2(中等度介護者)の場合

4介護を必要とする要介護3~5(重等度介護者)の場合

 

3の場合、介護を必要とする場面が増え、プライバシーの侵害が大きくなってきます。

4においては、もはやプライバシーを侵害しないことが難しい状況になります。

プライバシーを守る、と言っても、非常に難しく、要介護者の安全や見守りを優先させるがためにプライバシーを侵害してしまいます。

介護を受ける側がどれだけ精神的な苦痛を与えず、家庭で過ごしているような安心した気持ちで過ごせるのかが、重要な課題です。

 

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