活動報告

避難訓練、研修会、会議等さまざまな活動をしていきます。

活動報告

4月の研修会

利用者、職員合同の研修会を行いました。今回のテーマは「プライバシーとは」です。

プライバシーの意味:個人や家庭内の私事、私生活、個人の秘密。それが他人から干渉、侵害されない権利。
介護現場におけるプライバシーとは?
・事故防止を目的に、様々な行動を監視される。
・入浴時、介護職員に裸を見られる。
・排泄時、安全のため介護職員に監視される。
・送迎時、部屋の中まで施設の職員が迎えに来る。

介護を受ける側に立った時、これらをどう感じますか?

また、利用者(要介護者)が重度化するほど、個人のプライバシーはなくなっていきます。
プライバシーを守る、と言っても非常に難しく、要介護者の安全や見守りを優先させるがためにプライバシーを侵害してしまいます。
介護を受ける側がどれだけ精神的な苦痛を与えず、家庭で過ごしているような安心した気持ちで過ごせるのかが、重要な課題です。

3月の研修会

利用者、職員合同の研修会を行いました。今回は「健康長寿になるため、こころの持ち方」についてです。

高齢者特有のストレスについて見てみましょう

心理的要因‥退職、配偶者の死、経済的問題などの喪失体験
身体的要因‥身体的衰え、視覚、聴覚などの感覚機能の低下
生理学的要因‥脳の萎縮による記憶力、判断力の低下
社会文化的要因‥人間関係や精神的な病気などに対する偏見

などがあげられます。ストレスが原因となる病気を防ぐためには、ストレスに気づき、早めの対処が大切です。
対処法として
・配偶者、友人に話を聞いてもらう。
・趣味の集いなどに参加する。
・スポーツなどで体を動かす。

などがあります。
また「笑うこと」も、とても大切です。
声を出して笑うことにより、腹式呼吸となり、リラックス効果があるとも言われています。

そして、ストレスに負けないために、人生に目標をもって生きることも大切です。
どんな小さな目標でも、目指すものがあれば、前向きな気持ちで過ごすことができるものです。

2月の研修会

利用者、職員合同の研修会を行いました。今回は「虐待」について、資料を読み合いました。

身体的虐待:暴力的行為によって、身体に傷やあざ、痛みを与える行為
心理的虐待:脅しや侮辱などの言葉や態度に、無視、嫌がらせ等によって、精神的苦痛を与えること。
性的虐待 :本人が同意していない性的な行為や、その強要。
経済的虐待:本人の合意なしに財産や金銭を使用したり、本人が希望する金銭の使用を理由なく制限すること。
介護、世話の放任・放棄:必要な介護サービスの利用を妨げたり、世話をしない等により、生活環境や身体的・精神的状態を悪化させること。

また、緊急事態、要介入、見守り・支援など、虐待の程度も様々です。
家庭での介護、入所施設での介護など、状況により虐待の種類も程度も様々です。
悪意のない、良かれと思ってしたことでも、虐待(無自覚型虐待)につながる場合もあり、
大変難しい問題であると思います。

最近、報道されている実際の虐待事例を通じて、話し合い、改めて研修の必要性を認識しました。

1月の研修会

雪のため1月の研修会を1週間延期し、本日行いました。今回は認知症について、
「認知症予防できていますか?」という資料を読みました。
認知症にならないための10カ条(杉山孝博医師が考案したもの)
1.脳血管を大切にする
2.食生活を整える
3.運動に心がける
4.飲酒、禁煙が過度にならないようにする
5.活動。思考を単調にしないように努める
6.生き生きとした生活を送る
7.家族、隣人、社会との人間関係を普段から円滑にしておく
8.自らの健康管理に心がける
9.病気や障害の予防や治療に努める
10.寝たきりにならないよう心がける

上記の内容は認知症に限らず、健康な生活を送るために大切なことばかりです。
また、魚や野菜、果物、大豆製品など、バランスの良い食事もとても大切です。

12月の研修会

利用者、職員合同の研修会を行いました。今月は「感染症の種類・対策」についてです。

高齢者が特に気をつけたい感染症10選
・新型コロナウイルス
・インフルエンザ
・肺炎(肺炎球菌など)
・結核
・レジオネラ肺炎
・ノロウイルス感染症
・尿路感染症
・帯状疱疹
・腸管出血性大腸菌感染症(O-157など)

感染経路として、接触感染、空気感染、飛沫感染が挙げられます。
感染症を防ぐには、
接触感染を防ぐために、吐いたもの等には「直接触れない」
空気感染を防ぐために、「換気」をこまめに行う。
飛沫感染しないために、「マスクの着用」を徹底する。

免疫力を強化させるため、食事や睡眠、運動など、普段の生活に気をつけ、バランスの良い食事を心がける。
また、手洗い・うがいを徹底することも大切です。

11月の研修会

利用者、職員合同の研修会を行いました。今回のテーマは「虐待」。種類や程度について話しました。

身体的、心理的、性的、経済的、介護や世話の放棄や放任、など様々な虐待があります。
また、緊急事態、要介入、見守り・支援など、虐待の程度も様々です。

家庭での介護、入所施設での介護など、状況により虐待の種類も程度も様々です。
悪意のない、良かれと思ってしたことでも、虐待(無自覚型虐待)につながる場合もあり、
大変難しい問題であると思います。

9月の研修会

今回、利用者、職員合同で地震発生時の訓練を行いました。

大きな揺れを感じたら、火元の確認、机の下で身を守る。
揺れがおさまったら、電気のスイッチ、ブレーカーを切る。
避難経路を確認し、外へ避難する。等
職員の指示に従い、安全に行うことができました。

6月の研修会

利用者、職員合同の研修会を行いました。今回のテーマは「熱中症の予防と対策」です。

今年は早々に梅雨明けし、暑い日が続いています。

・水分をこまめに摂る。
・塩分を程よく摂る。
・エアコンを適切に使用し、睡眠環境を整える。
・外出時は防止や日傘を使用したり、冷却グッスも活用する。
・バランスの良い食事を心掛けて、丈夫な体を作る。
など、テレビでもよく言っていることですが、とても重要です。

また高齢者は体内の水分が不足しがちです。また、暑さに関する感覚機能や調整機能も低下します。

コロナウイルス感染対策としてのマスクの着用ですが、屋外で2m以上(十分な距離)離れている時は
マスクを外しましょう、とも言われています。
また、マスク着用時はこまめに水分補給をし、激しい運動は避けましょう。

まだまだ暑い日が続きますが、元気にこの夏を乗り切りましょう。

5月の研修会

利用者、職員合同の研修会を行いました。今回のテーマは「防災訓練」です。
災害発生時に適切な対処を行えるよう、代表的な訓練として
1 各戸訓練
2 初期消火訓練
3 情報収集・伝達訓練
4 避難訓練
5 救出・救護訓練
6 給食・給水訓練
7 災害図上訓練

があります。
個人での訓練となると、1の各戸訓練が最も重要になります。身の安全確保、出火防止など、地震発生直後に
落ち着いて行動できるよう、日頃から訓練をしないといけないと思いました。

4月の研修会

利用者、職員合同の研修会を行いました。今回のテーマは「高齢者の権利擁護」についてです。

権利擁護、つまり、権利を守る、ということです。

行政的には、市町村が設置する地域包括支援センターに相談窓口が置かれ、公的な支援を受けることができます。
中でも成年後見制度や日常生活自立支援事業の利用の支援等が重要です。

高齢者の財産保護については、成年後見制度の利用が最も推奨されます。
認知症、知的障害、精神障害等を理由に、判断が困難な場合、保佐人、補助人、後見人をつけることができます。

日常生活支援総合事業は、介護保険のサービス、福祉サービスの利用援助がなされます。
また、年金や福祉手当の手続き代行、医療費等の支払いの代行、など、金銭管理サービスが行われます。

人権侵害に対しての申し立てがあれば、各地域の法務局にて財産や身分関係の保護、登記、戸籍等民事
行政業務、基本的人権を守る人権擁護事務等を行っています。

自己決定できること、認知症になっても家族や地域の支えで、自分らしい人生が全うできること、
他者から人権や財産を侵されないこと、が高齢者の尊厳ある人生です。